共食について

目立たない装置で矯正できます。横浜(神奈川県)の子供矯正(こどもの矯正、小児矯正)は当歯科医院へ。

共食について

今回は「共食」というテーマで掘り下げていきたいと思います。

 

近年では核家族化が進み、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に食事をとる機会が少なくなっています。それと同時に両親が共働きという家庭も増え、家族の中でも食事の時間が合わなくなってきているケースも少なくありません。

 

一人で食事をとることを「孤食」と言い、みんなで一緒に食卓を囲んで共に食べる「共食」の対義語となっています。また、少し字は違うのですが、家族がそれぞれ買ってきたものや出来合いの物など違うものを食べることを「個食」と言います。

 

ではこの「共食」が、どの様に食育に役立っているのかを見ていきましょう。

 

お子さんのいる家庭では食事のマナーや栄養バランスを考えた食事の大切さ、その土地ならではの食文化を大切にする気持ちなどを伝えることが出来る機会となります。そのため、家族での「共食」ももちろん良いことなのですが、おじいちゃん・おばあちゃんや親戚の方など、いつもと違う人を含めて食卓を囲むのも非常にいい機会になります。

 

実はこの「共食」は矯正治療にも関わりがあります。

 

食事中の癖というのは、普段あまり気にしていないかもしれませんが、あまり噛まずに飲み込んでしまう人や、片方の歯ばかりで噛んでいる人など、人それぞれいろいろな癖があります。このような癖は不正咬合の原因になることも多く、「共食」でそういった癖を教えてあげて、改善することで不正咬合を未然に防ぐことにもつながります。

 

また、矯正治療中は矯正装置が付いているので今までとは異なる食べ方になっている方も少なくないかと思います。片方だけで噛む癖がでてしまうと、矯正装置の破損の原因になるなど、治療期間に影響が出てしまうこともあるので注意が必要です。

 

 

毎日一緒に食べるというのはそれぞれの生活スタイルもあるので難しいかもしれませんが、週に何回かだけでも一緒に食事をとるということを決めて実践してみるのもいいのではないでしょうか。その時に少しだけでも最近の矯正治療の様子なども聞いてみてくださいね。徐々に綺麗になっていく歯並びを一緒に確認することで、矯正治療のモチベーションにもつながりますし、何より楽しい時間になればと思います。