2015/11/13
今回はご自身の歯並びに意識を向け始めた時期についてのコラムを書きたいと思います。
皆さんはご自分の歯ならび(歯列)について意識したことはありますでしょうか?
また、あると思われた方はいつ頃意識するようになりましたか?
周りで矯正治療(歯列矯正)をした友達がいた、
または歯科の定期検診でドクターに叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)を
指摘されたなど様々なきっかけで意識し始めた方がいらっしゃると思います。
そこで今回は「子供の頃の矯正治療(歯列矯正)に対する意識調査」
というものがありましたのでご紹介したいと思います。
成人後に矯正治療を受けた人に対して、
矯正治療に至る経緯をインターネット調査会社が
調査したところ次のような結果がありました。
■矯正治療(歯列矯正)経験者の治療に至る経緯
・42%:大人になってから歯並び(歯列、噛み合わせ)が悪いことを気にした
・58%:子供の頃から歯並び(歯列、噛み合わせ)が悪いことを気にしていた
このことから、成人患者の半数以上が子供の頃から
大人になるまで歯並び(歯列)を気にしていたことが分かります。
この中で、子供の頃から意識はしていたが、
成人まで矯正治療(歯列矯正)を行わなかった方にさらに焦点を当ててみると、
44%の方が「子供の頃は矯正治療(歯列矯正)をしたいと思わなかった」と回答されていました。
しかし一方で、「治療はしたいという気持ちはあったが親に相談しなかった」や
「親に相談したが、治療には至らなかった」と回答された方が56%もいました。
また、「矯正治療(歯列矯正)をしたいと思わなかった」と
回答された方の理由を尋ねたところ、「治療費」や
「治療の痛み、違和感」、「矯正装置(ブラケット、ワイヤー)の見た目」、
「受験、部活への影響」などが主な理由として挙げられました。
この調査結果から、子供の頃と成人してからの矯正治療(歯列矯正)に
対する考えや希望に対して少し差が生じているようです。
ですので、お子さんだけでは収集できる情報も限られてきますので、
ぜひ一度時間を取って親御さんからお子さんが自分の歯並び(歯列)等
についてどの様に思っているのか相談に乗ってあげるのも
有効な手段かと思います。
その上で、疑問に思う点やわからない点などが
出てきた際にはお気軽に相談にお越しいただけたらと思います。