歯並びと歯周病(歯槽膿漏)

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歯並びと歯周病(歯槽膿漏)

10月に入り2週連続で台風が上陸しそうです。
先週に引き続き今回の台風19号は、最大級とのことらしいです。
皆様くれぐれもお気を付け下さい。

 さて、今日は歯周病と歯並びについてブログを書いていきます。
というのも歯周病と歯並びは密接な関係があるからです。
加齢からくる歯並び悪化の原因として最も大きい原因の一つが歯周病と言われています。

まず歯周病とは、どういったものなのかを改めてご説明したいと思います。

歯周病というのは、細菌の感染による炎症性疾患の一つです。
歯と歯肉の間にある歯肉溝などに細菌(歯周病菌)が増殖し、
歯茎や歯を支えている骨の部分に炎症を起こし始めます。
磨き残しの部分が細菌の塊となっています。
この細菌は元々口腔内に存在するもので、
口腔内の不衛生が引き金となり増殖し
悪さをし始めてしまいます。

例えば砂糖を過剰に取り、磨き残しとして口腔内に残ると、
粘々した物質を分泌し、歯にくっつきます。
これをプラークと呼んでいます。
ですので、磨き残しの白いネバネバしたものは、食べ物の残りではなく
プラーク(細菌が増殖した塊)です。

このプラークが更にそのままにされることで、歯石と呼ばれ
まさにその名の通り歯に着いている硬い石そのものです。
よく歯医者さんに行ってクリーニング時や虫歯のチェックを受けると耳にしますよね。
この歯石の段階まで来ると歯磨きだけで落とすことが出来なくなります。
歯科医院で専用の器具を使って除去しなければなりません。
また、この歯石が厄介で、歯石の表面はざらざらしており、歯石の上にプラークが
付着しやすく、さらに歯石が大きくなり
プラークからの毒素で歯を支えている歯槽骨を溶かしてしまい、
どんどん歯茎が痩せていくという歯周病へとつながっていきます。

例えば奥歯で歯周病が進むとどうなるでしょうか?
奥歯の支えが弱くなるとモノを咬むときに前歯に大きく力が加わります。
上の前歯は下の前歯に突き上げられ前に出ようとする力が進行してしまいます。
これが続くと出っ歯(上顎前突)になってしまいます。

更に歯周病が進み、歯が抜けてしまうと、
そのスペースに隣の歯が倒れこんでしまいドミノ倒しのように
噛み合わせが崩れるなど様々な歯並びへの影響が出てきます。

歯周病は、歯が揺れてきたり、抜けたりということは、皆様ご存知だと
思いますが、このように歯並びへも大きな影響を与えてしまいます。
ですので歯周病は、一度なってしまうと大変です。
子供のころから丁寧なブラッシングを習慣づけることで、
そのリスクを減らすことが出来ます。

歯並びを悪くする原因は色々とありますが、
自分で出来るリスクヘッジも色々あります。
長く付き合える歯を保つ為に、日々の習慣も大切にしていきたいですね。

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